【多肉植物】保険株を作ろう!

多肉植物初心者さん向け

保険株とは、万が一株をダメにした際のために
葉挿しや胴切りでクローンを作ること、
もしくは同品種を複数持つこと。

夏の暑さでお気に入りの多肉がだめになってしまいました、、、

そんな時のために次からは「保険株」を作るといいよ!

私も春の暑い時期が増えてくる頃や梅雨時期に
いくつかだめにしてしまいます。

気に入っていた苗や高価な苗
なかなか手に入らない苗
プレゼントしてもらった苗など

だめにしてしまってもう多肉やーめた!
となってしまうと悲しいので
是非大切な苗は保険株を作りましょう✩

保険株が作れるかどうかの判断基準

すでに傷んでいても保険株が作れるのはこんな子

上の写真の株は一部分葉の色が変色していたもの。
変色部分をもいでみると茎の色はキレイだったので
(上から2枚目)
こんな株は葉挿しや胴切りで増やす事が可能です。

下の写真は春先の直射日光で葉焼けさせてしまったもの。
葉を取ってみて茎に付いていた部分まで
焼けてしまっているものは葉挿しが難しいですが
キレイであれば大丈夫!

ただ、葉の水分が少ないので発芽までに枯れてしまったりと
キレイな葉に比べて成功率は下がってしまうよ!

残念だけど保険株が作れないのはこんな子

この2つは蒸れてしまってダメになってしまった株。
上の株は一見普通の見た目でしたが、
触った途端に葉がバラバラになってしまいました。

下の株も同じく根が蒸れてしまい茎の方にまで
被害が及んでしまっていたものです。

このような場合には全体が腐ってしまっているので、
どんな方法でも保険株は作る事ができません( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )

早く気づけば手遅れになることも減るから
毎日の観察が大事なんだね!

保険株作りに適した時期

保険株作りに適しているのは
植え替えのベストシーズンと同じ春と秋になります。

確実に保険株作りたいならコレ!

ちょっぴり難しいけどコツさえ掴めば
胴切りが失敗も少なく複数の保険株を作ることができます。

成功確率の高い胴切り

テグスや釣り糸を巻きつけて茎を切る胴切り。
慣れるまではちょっと難しいのですが
成功率は葉挿しよりも高いと思います。

下葉一周分を残すようにテグスをぐるりと一周させ
思い切ってググッと引っ張るのがコツ。
指を切らないようお気をつけください( ´•̥̥̥ω•̥̥̥` )

頭部分は清潔な土に置くと根が出てきます。

下葉は今まで日に当たっていなかった部分なので
芽が出るまでは遮光下で管理するようにします。

正確には分からなくなってしまいましたが
↑こちらの写真は胴切りから2、3週間後だと思います。

沢山芽が出ているのが何となく分かるでしょうか?

こちらは胴切りから4ヶ月くらい経っていると思います。
秋に胴切りをして冬はほとんど生長はしていませんが
それでも少しずつ大きくなっています。
外で寒さとお日様にしっかり当てて管理しているので
いっちょまえに紅葉してますね〜(* .ˬ.))♡

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植え替え、胴切りのついでに葉挿しもしよう!

植え替え時には枯れ葉を取ると思いますがその際に下葉を一周分取って葉挿しにしたり

胴切りをした際にも同じように一周分の葉を
葉挿しにすると保険株ゲットの確率も上がるので
どちらもやってみるのがオススメ✩

葉挿しが得意な人、胴切りが得意な人、
向き不向きがありますので
どちらもやってみると

私はこっちの方法が合ってるみたい!

ということが分かると思います✩

おすそ分けや販売を考えてる時に気をつけたい事

保険株を作るつもりが想像以上に増えてしまって
置き場所に困った、、、

なんて場合にはお裾分けしたりフリマサイトで
販売してみようかな、と思う方も
いるかもしれませんね。

そんな時に気をつけたいのが【種苗法】です。

多肉植物に限らず販売や譲渡をしていい品種とダメな品種があるので
譲渡、販売を考えている方は
しっかりと調べる癖を付けましょう。

品種登録されている品種は農林水産省のサイトで調べる事ができます。

長年苦労して交配種を作り出した育種家さんが守られるのは
当然の権利だよね✩

そしてもう一つ気をつけたいのが
品種名が分からなくなってしまった苗に
多分これだろうと予想で名札を挿して販売、譲渡をしてしまうこと。

現在出回っている品種にもどこかで間違ってそのまま
広く流通してしまっているものも。

信頼できる方から苗を買うというのも
実はとても大事なことなんだ

可愛いな、と思う斑入りのセダムにも品種登録されている品種が多いので
寄せ植えをプレゼントする際にも注意しましょう✩

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